サブカルで食う
まず今日のこの題名は大槻ケンヂの本から
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2012/04/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これね。
この本ね。
「大槻ケンヂがどう生きて今のポジションについたか」
的な本なんだけど面白い。
この本の中でオーケンは
「とりあえずできることは全部やってみよう」
的な事を言っている。
でもサブカルで食いたい奴って大体、ロクでもないと思うの。そんなに出来る事もそんなに多くないと思うの。
ぼく含めね。
例えばその「サブカルで食う」って考えで出てくる物って何かなぁと考えると
- バンド
- 本
- 映像
- 絵
とかがメインでしょ?
どれもストレートに考えると「サブカルで食いたい!」なんて思って検索してる人には中々難しいと思う。
だって「どうやったらサブカルで食えるかな」なんて考えてる間に、バンドマンは曲作ってライブして、本書いてる人間は書き続けて、映像を撮ってる奴は構想を練って準備してたりさ、もう始めていて動いている訳だよ。
でも
「もしかして、視点を変えたら案外それに携われたりしないかな?」
って思った訳だよ。
例えば、バンドで成功する事は難しくても“音楽”や“バンド”に間接的に携わるなら案外簡単でしょ? CDショップだったり、ライブハウス、リハスタ。
本を出版するのが難しくても、本屋だったり、編集アシスタントだったりなら出版よりハードルはグーンと下がって一応、携われるでしょ?
分かってるよ「やりたいのはそういう事じゃない!」って言いたいんでしょ?
でもさ「やりたいのはそういう事じゃない!」って言って悩んだまま何もしないよりはやりたい事に近づくチャンスに近づく気がするし、何より全く興味のない仕事をするよりずっと楽しく働く事が出来ると思う。
もしかしたらそこで新しい発見があって
「サブカルで食う」
と言う考えから解放されて、より良い人生が待ってるかもしれない。
ぼくなんかは「小説家になりたい」と思って取り敢えず上京したは良いものの、今、凄く時間を無駄にしている気がして今にも壊れそうになってる。
それで考えてるうちに「ぼくは小説家になりたいんじゃ無くて自由に働きたい、好きな事で食べていきたい」って事だって思い始めて、この本に出会った訳なんだけど、ぼくはオーケンみたいに色々知ってる訳じゃないしユーモアもない。「どうしたら良いのかなぁ」とか思いながら今、一応自分が出来るものは全部やってみようと思って動いている。色々動いて、もし足元にチャンスが転がってたらラッキーじゃん。
どうせ、ロクでもない人生を送るなら、そのロクでもない人生ごと売り物にしてやるよ。
その為にぼくは今、動いて見てる。
「仕事辞めたい」とか思って血迷って「好きな事で稼ぐ」とか考えてるぼくみたいなみんな
サブカルでも、サブカルじゃなくても、何でも良い。
自分のできる事で食っていこう。
でも、やっぱサブカルで食いたいよね。。。