メンヘラにオナ禁させてみた。
下ネタ苦手とか言いながら今回は題名から下ネタだから。
毎回下ネタ書いてる気がしてるから。
破綻してるから。マジクソ野郎でしょぼく。
いや下ネタと言うか、性と死というか、いや許して欲しい。マジ産まれてきてごめんなさい。
「下ネタの部分とか、ふざけた部分とかは書かずに真面目な文として書く」か「何も隠さずありのままを書く」か悩んだ結果なのよ。
要は「まぁまぁ長い、あった事日記」だから、読みにくいかも知れないけど暇なら読んで。
まず、何年も連絡を取ってないヤツから深夜に電話が架かって来たんだ。
偶々ぼくも起きていて、携帯を開いたタイミングだったから出てしまったんだと思う。
普段なら絶対に出てない。
電話は苦手だし、何年も連絡をとってない位には話す内容がない相手だったし。
「あ、出た」
なんてふざけた第一声があってさ、当時の距離感とか、なんて呼びあってたかとか一気に思い出す。
電話に出てしまったら、なんだかんだで懐かしい話があってさ、まぁまぁ楽しく話せていた。
それでも、ぼくからすると覚えてない話が多くて1時間も続かず話が変わって近況の報告なんかしてたら、突然泣き出してさ
「何回も自殺しようとしたんだよ。今でもそう言う衝動があるんだよね」
みたいな事を言う訳。
いや、お互いオッサンなのよ!
オッサンがオッサンに「死にたい」は冗談じゃ済まされんのよ!
おーい!ぼくのメンヘラホイホイレベルが上限越えてぶっ壊れたぜ〜。
普通の世界線ならぼくがクソ大学生で
「あ、こいつヤレんな。メンヘラだけどヤッた後でブロックすりゃあ良いべ」
ってなるシチュエーションなのよ!
その瞬間から、この1時間位で培った懐かしさとか楽しさとか全部吹っ飛んで一気にぼくはめんどくさくなるのよ。
「あ、電話切って寝よ」
って思った刹那だよね、本当刹那。
「あ、そういやコイツが納車したばかりの車の天井、ぼくの煙草の火で焦がしちゃったんだよな」
余計な記憶って余計なところで過るんよな。
罪悪感からソイツの話聞いちゃうよね。
正直、限りなく他人だぜ?
内心「クッソダリィ」ってぼくは思ったよ?
でも、相談乗っちゃうよね。
天井焦がしちゃったらもう負けよ。
「人生がつまらない」
「自分が居なくても誰も何も思わないと感じる」
「生きる事へ張り合いを感じない」
「気付くと死のうとしてる自分がいる」
とか言っててさ
Is it a depression checklist?
訳:それは鬱病チェックリストですか?
いや、ぼくに電話すんなよ。
医者に電話しろよ。
そりゃ「心療内科行けば?」って言っちゃうよ。一歩も間違えずに一直線に悪口よ。
是非とも心療内科のBGMが空いてる鼓膜に絡みついて息が出来なくなって欲しいです。©syrup16g
「いや、酷かった時はね!」
とか言っててさ
「その感じで、自殺衝動あるっていう時点で鬱病の疑いがあります!」
って思ったけど、めんどくさいし言わんよね。
んで、何が原因かとか聞いてくと、とりあえずぼくが上京する前くらいからこの時迄、ほぼ誰とも遊ばず、仕事→家の無限ループだったらしいんだわ。
いや、それはもう死んでんぜ?
逆にそれを続けられた精神力をぼくは買ってさ、話を聞いてやったわけよ。
「趣味はねぇの?」
って聞くと
「ねぇなぁ」
って言う
「仕事は?」
って聞くと
「普通」
って言う
こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
金子みすゞに謝れクソが!
「張り合いがない」とか言う割には
ぼくが「探せば良いじゃん、探すって事自体趣味にできんじゃん」
って、言うと
「いや、どうせ良いもん見当たらんやろ」
とか言うわけよ。
泣いてまで相談してきた割に返事が稀薄でさ
こっちから「楽器は?」「写真は?」「ゲームは?」って、提案しても納得いかん空気出してくるのよ。
「やっぱ鬱的な感じなんかな」
って思って、その後は流石に少し慎重に話すじゃん?
んでぼくも流石に疲れて、その日はお開きにしたんだけど、次の日はビデオ通話でかかって来るのよ。
やっぱ、やり口がメンヘラなんよ。
普通は無視するよ?
でも相手はメンヘラオジサンな訳じゃん?
ダルいと思いながらも仕方がなく出るとさ
目が死んでるのに口から出まかせ言いながらまぁまぁポジティブな思考のオッサンと「え?パキッてます?」ってくらい目がギンギンのメンヘラオジサンが画面に映し出されんのよ。
それはそれは世界の終わりよ。
是非とも蒼い銀河の彼方にUFOがぼくを連れて消えて欲しい。
めんどくさくて仕方ないからさ
「彼女いないの? ぼくじゃなくて彼女に言えよ!」
って言うと「馬鹿!おま、んなもんできた事ねぇわ!」とかヘラヘラ言ってんのよ。
「待ってましたその話題!」みたいな顔してんのよ。性欲垂れ流し野球部小坊主みてぇな顔しやがってクソが。
そんでさ、調子に乗って酒飲んでる訳よ。
「昨日の納得行かん感じの空気はこの話題出なかったからか」
と悟るわけよ。
「調子乗んなよ? ミリでも心配な心があるから電話出てるんだぞ?」って思うわけよ。
そんで、ただの冴えないオッサン2人で恋バナは地獄絵図なんよ。
江角マキコと優香とオセロと長谷川潤が揃いも揃ってゲー吐くよ!
でも「考えてみるとコイツとは女の子の話も下ネタも話した事ないなぁ」って思ってさ。
時の流れを感じたよね。
また、感受性が強く押しに弱いぼくは恋愛の話聞くわけよ。
んで、聞くのは良いんだけど、ぼくの思考は
「あれ? コイツなんかグダグダウダウダ話してるけど数年間、人と会わず家と職場の行き来してただけだよな?」
に支配されてるわけよ。
トドメに
「出会いがねぇ!」
とかぬかしやがる。
「これは2日間に渡る壮大なボケなのでは?」
こう思ってしまってからは、もう疑心暗鬼になってツッコミもできなかったよ。
余りにも不毛だから「マッチングアプリでもしてみたら?」と提案したらさ
「でも田舎だから…」とか「マッチングアプリとかは…」
とか、またグダグダ言うのよ。
イラつくけど、死んだら困るからソフトに
「そんなんだからヴェルターズオリジナル貰えねぇんだよクソ童貞が!」
的な事言ったら、ちょっと泣きそうな顔しやがる訳さ。
やめてくれよ…2日連続オッサンの泣きっ面は酔うのよ。
なんとか説得してマッチングアプリやらせてさ、マッチングアプリの仕組み知らんからさ
「マッチングアプリで誰かと会話出来るまで電話してくんな」
って言ったのは良いけど、後で調べたらヴェルターズ貰えない様な人間には厳しそうだと知りました。もっと気軽なものだと思ってた。
んで、その後2日位の平穏があったんだけどさ、3日後位ににLINEで
「俺、北海道のインドアなのに、ジムニーに乗った栃木の女とか、バギーに乗った茨城の女とかアウトドアな女からしかイイねされねぇんだけど…」
って連絡が来て面白すぎて心がほんの少しだけ洗われたけど
「あ、コイツは“女”って言うタイプなのね」
って思って、またイラついたんで無視しました。
そこから1週間くらいしてからかな、電話がかかって来てさ流石に
「マジか! コイツついにやったんか!」
って電話に出たらさ、
嬉々と
「今、めっちゃ女とやりとりしてるんだよねぇ」
とか言ってるからさ
「そっか良かったな! 頑張ってその子、彼女にしてもう二度と電話してくんなよ!」
って電話切ってやっと解放されたと思った2〜3日後また電話がくるのよ。
「もうダメだわ…」
とか
「何が?」待ちをするキショいオッサンが不憫でならなくてさ聞いてあげたらさ、LINEまで交換して「会おう!」ってなったらしいんだけど「兄貴と同い年ですねぇ〜」って言われて、兄貴の名前聞いたら「来るものは拒まず去るものは追わず基本人とかどうでも良い」でお馴染みのぼくですら当時大嫌いだった同級生の妹だったらしいのよ。
地元のあまりの狭さが面白くてさ、どうにか付き合って欲しいからさ
「血筋で選ぶとかさ、お前は貴族か? 中身で選べよ。よく考えろ」
的な決めゼリフを言って電話切ったらすぐ折り返し電話してくるから
「あー、自分の愚かさを悔い改めたのかなぁ」
なんて思って電話に出るわけよ。
「いや、マジ無理なんだって」
的な事を言うからさ、連日コイツに食われた時間とかほんの少しの心配とか、大人になったから気付いたコイツの性格のめんどくささとか一気に降りかかって来てさ
「あ、諦めよう! アホになって全力で適当なこと言おう!」
って思考に切り替わるわけよ。
とりあえず「風俗行けば? 世界が変わるよ?」とか言うわけよ。
行ったことねぇ癖に懇々と説明すんのよ。
ウダウダに付き合いたくないから、喋らせない為にひたすら一人で喋るのよ。
一通り話終わって電話を終わろうとしたら
「でもなー」
とか「お前にはわからねぇよな」とかまだグダグダ言いやがって、ぼくのイラつきがMAXに達して、ぼくのアホ適当が壊れる。
「お前オ○ニーすんのか?」
「は?」
「オ○ニーすんのかって」
「そりゃするだろ」
「どんぐらいの頻度だ?」
「2〜3日に1回位かな」
「そうか、ぼくはほぼしないぞ。『4〜50になって性欲爆発したらどうしよう。クソキモいな』って不安なぼくの気持ちわかんのか?」
「は?」
「お前オ○ニーやめろ」
「は?」
「お前は今まで人として産まれる事が出来たかも知れない何百、何千人分の可能性の芽を摘んできたんだぞ? 責任とってお前が生きろ。そんでぼくが許すまでオ○ニーやめろ。お前が次に射精した時が、ぼくとお前の縁の切れ目だ」
的な会話があり、彼は納得した。
ここで皆様には気付いて欲しい。
まさに「は?」なのである。
彼は何も間違えていない。
恐らく彼は馬鹿な見栄を張ってオ○ニーの周期をサバ読んでる。
それでも彼は間違えていない。
しかし、ぼくの勢いに押されて納得してしまったのである。
ぼくはイラついたら死にたくなるだけだから、イラついてキレてるのなんて見たことないだろうし、
「見た事ないぼくのキレ具合+聞いたことないぼくのド下ネタ」にナチュラルにビビって彼はオ○ニーを辞めることに納得したんだと思う。
下手したら彼はぼくから意味わからん壺を買ってしまう勢いで萎縮してたと思う。
未だに自分で振り返ってもめちゃくちゃ意味わからん事言ってると思う。
生存確認も兼ねて「週一とかなら近況報告のLINEメッセージは良いけど電話はしないからな」
って話になって、多分唯一の話し相手だったぼくを失うのが辛かったのか毎週LINEして来てたけど、ぼくはそういう意味で“近況報告”って言った訳じゃないのに
「7日目だけど、まだ辞めれてます」
とか、なんか射精管理みたいな報告しかして来なくなったので、かまったりした時のめんどくささとか馬鹿らしさが相まって
「そうか」
とかしか返事できなくなってた。
「何が悲しくてオッサンの射精管理しなければいけないのだろうか…」
間違いなく当時のぼくはそう思っていたと思う。
1ヶ月過ぎた頃からLINEが来なくなって「死んでるかも」って若干の不安と関わることの面倒さの葛藤の末
「面倒いしいいか、流石にあんだけ話したら死ぬ前に連絡位して来るだろ。そん時考えよ」
と言う相変わらずのクソ思考に至って無視してた。
そこから5ヶ月位してから久しぶりに電話が架かってきた。
以前に比べて声のトーンが明るくて、なんだかハツラツとしてて
「あれ? 鬱治ったんかな?」なんて思った。
流石に前の話過ぎてぼくは忘れてたんだけど、律儀にオ○ニーを禁止してたらしい。
最初の1ヶ月は挫折しまくってぼくに嘘の報告をしてて良心の呵責に耐えられず連絡を絶ったらしい。非常に馬鹿だ。
そこから徐々にオ○ニーしない期間が長くなってついに1ヶ月のオナ禁を達成して、ご褒美として車を買ったらしい。
「彼女とかは出来てないけど多分、車弄るのが趣味になったわ!」
だそうだ。
オナ禁のご褒美が「車を買う」なのがなんとも馬鹿で良いと思ったのと同時に
「簡単に車買う財力なんなんだよクソが」
ってと言う感情が入り混じって
「死ね童貞!」
と非常にザコ童貞の様な捨てゼリフを吐いて電話切ってブロックしました。
彼をブロックした後
「え、もしかしてオ○ニーやめたら鬱治んのか?」
と馬鹿な疑問が湧いてググって初めて「オナ禁」と言うワードと「射精管理」ってワードを知って
「何このクッソ馬鹿なワード!」
ってなって気に入って、このブログ書いてる。
ブロックしたのが先月で今月に入ってから電話番号宛に電話きてさ
「ゲームやろうぜ!」
って言うから、「中島かな?」とか思いながらたまに一緒にゲームしてる。
一歩間違えたら友達を失ってたかもなって話。
信じらんないかもしれんけど、殆ど誇張して無いかんね。
地元帰った時にヴェルターズオリジナルを1個くらいはあげようかなって思うわ。