イケメンに弟子入りしようと思う
最近知り合ったイケメンがイケメンすぎて勝手に師事しようとしてる訳だけど、何もかもイケメンなのね。
もしかしてイケメンて死語じゃねぇか?
と微かに怯えつつ話していくね。
まず、実家がイギリスと北海道にあるって言うイケメン。
イギリスの有名な美容学校出てて、スタイリスト兼デザイナーなイケメン。
ナチュラルに顔がイケメン。
勿論、英語ペラペラだけど「アメリカの英語ムズイわー」と嫌味感なく言うイケメン。
は? どう足掻いてもイケメンじゃん。
そんで、ぼくがスキル無さすぎて
「お仕事に繋がるスキルが欲しいな」
って思って、ある事の勉強しようとしてたんだけど、その話したらさ、
「え、俺○○の仕事始めたっすよ、教えましょうか?」
とか言う。
は? イケメンじゃん。
は? イケメンじゃん!
仕事になるかわからないし、勉強なんて一人で上手く出来るか不安で動き出せなかったのに、教えてもらえるって聞いただけで、ぼくに一歩踏み出す勇気を与えてくれるイケメン。
イケメンは歳下だ。
「おいおい、オメェさん。歳下に師事なんて恥ずかしくねぇのかい?」
と江戸っ子は言うかも知れない。
は? そんな犬もくわねぇプライドなんざ、ぼくは持ち合わせてねぇのさ。
「とりあえず、俺が勉強に使ってた本貸すっすね!」
またイケメンかよ!
尊いかよ!!
気付いたわ、イケメンだから尊いんじゃ無くて、尊いからイケメンなんだわ。
今までインチキ臭い社長とかお偉いさん達と知り合ったけどイケメンはインチキ臭くないんだよな。
なんで?
あ、イケメンだからか。
ぼくは女の子だったらクソチョロ女だわ。
残念な男で良かったかもしれん。
でも残念な男でもイケメンにイケメンされてるんだよな…
世界カーストは的には、どんな大富豪よりもイケメンが頂点な気がしてきた。
もう、自分が餌を貪る豚の様にしか思えないし間違ってない。(でも、ぼくの食事はディストピア飯ってみんなに言われます)
昔からぼくは
「美男や美女は小さい頃から褒められて育つから、変な捻くれ方をしないで真っ直ぐ育つ」
と言う説を唱えているんだけど、これで説の立証にうんと近付くわ。
捻くれてる美男美女はクソみてぇな親が育ててると思うんだ。
そうそう、イケメンが吸う煙草はなんか良くわかんねぇイケメンな煙草だった。
こんだけイケメンって書いてたらイケメンってなんかよくわかんなくなったわ。
ついでに生きてるってなんだかわからんくなったわ。
PS.
ポジティブな時にネガティブな事を言い、ネガティブな時にちょっとポジティブな事を言う。
それがぼくの能力の発動条件です。